大阪府堺市出身、京都府在住。
大阪キリスト教短期大学にて初等教育学科を専攻し学びました。
「小学校の先生」になりたくて始めた児童教育の勉強でしたが、こども達の幸せの原点は保育にあると感じ、卒業後は保育士として結婚までの4年間働きました。
結婚後は、一男、一女の母として子育て経験を積み、長男が小学校に入学したタイミングで一般会社に就職。
そこで、ライン作業→機械操作→営業事務と経験しました。
一般会社の世界は、学校卒業後すぐに保育の世界に入った私にとって異次元の世界でした。今まで、本当に狭い世界で仕事をしていたことを痛感させられることがたくさんありました。
たとえば、電話対応です。
そのころにはいい大人の年齢になっていた私ですが、会社の電話対応すらまともにできない状態でした。
パソコン操作もそうです。
エクセルってなに?からの出発でした。
本当にいちから社会というものを学んだように思います。
しかし、保育の仕事が全く役に立たなかったわけではありません。
保育をするということは、ひとりひとりを知らなければなりません。
興味のないことにも興味を持ってもらえる工夫もしなければなりません。
そのスキルがお客様に対するホスピタリティー、新人教育の際の心構えなどに自然と生かされていると気づきました。
会社で仕事をする中でわたしは、保育の世界はすべての基盤ではないかと思いました。小さい時から自分を受け入れ、個性を伸ばしてもらえれば、社会の様々な困難にも自分を信じて進むことができる。
それを伝えるためにもっと子どもたちと関わりたいと強くおもうようになりました。
その気持ちに押され、もう一度働きながら勉強することにしました。
なかでもチャイルドマインダーという資格との出会いが、保育の世界にさらにのめりこむきっかけになりました。
わたしは、出産を経験してまず思ったことが「自分のこどもってなんてかわいいんだろう。かけがえのなものなのだろう」同時に、いままで保育士として関わってきたお母さんたちに「何も知らずに偉そうなこといってごめんなさい」ということでした。
そして、子育てというものは、知識だけで補えないすごいことだと身をもって知りました。
また、あらためて保育の勉強をしたときに気づいたのが《お母さんが幸せになることがこどもたちの幸せにつながること》でした。
私も実際子育て経験の中で、子育ては拘束時間が半端なく長くて病院にも簡単に行けない状態なのだと知り、長いトンネルに入った感覚でした。
保育経験があるわたしでもそう感じたのですから、はじめて赤ちゃんと関わる他のお母さんたちにはもっと大変なことだったと思いました。
当時、自分の子育てもままならない中でも、そんなお母さんたちの役に立てないか真剣に考えたほどです。
〈チャイルドマインダー〉の勉強はその昔の感じた感覚を呼び戻された感じで、もっと、もっと勉強したいと思うようになりました。
そこで、産後ケアスペシャリスト、育児セラピスト、ベビーマッサージなど子育てに関する資格の習得にさらに励みました。
どれを学んでも、「お母さんはほんとうにがんばっているよね。それでいいんだよ」とたくさんのお母さんに伝えたいという気持ちが強くなっていくばかりでした。
その想いを胸に、会社を退職し、いつでもそばにいるおとなりさんのような保育士を目指し『おとなり保育士ぽっかぽか』として活動することにしました。
現在、フリーの保育士としてベビーシッター、産前産後訪問支援員、放課後デイサービススタッフなど多方面から子どもたちのサポートをしています。
そんな人がいるとまず知ってもらえると嬉しいです!